新卒で入社してから、係長、課長、部長、本部長、役員といったキャリアパスを一社で叶えることは絶対に無理だとはいえませんが、それが当たり前だと思っている人は、少し考え方を変えるべきかもしれません。なぜなら、その考え方は、一つの会社に大きく依存しているからです。
昔から、一ビジネス又は、一会社の寿命はせいぜい30年といわれてきました。近年の技術革新やグローバル社会を考えるともっと短いかもしれません。大卒から65歳まで働くとすると、約40年はあります。一社で、冒頭のようなキャリアパスを実現するのは少々無理があるのかもしれません。経済評論家は、20年後に存続していると自信を持って言い切れる会社は一つもないと言っています。
仮に、事業が好調で潰れる心配もなく、100年は続く会社があったとしても、エンジニアである限り会社に必要とされるスキルを保持していなければ不要になることも考えられます。100年間同じスキルが求められることなどほぼ無いといっていいでしょう。
また、会社組織は様々な「人」によって成り立っています。そこには少なからず人間関係の摩擦が生じることでしょう。人間関係が原因で転職に踏み切る人はどの業界でも多いものです。
このように、いくら自分が働きたいと思える会社がずっと存続していたとしても様々な要因によって働く意欲が失われたり、リストラになる可能性もあるのです。一社だけに自分の人生を託すのはあまりにも無謀といえるでしょう。
システムエンジニアは、自分の「人材価値」というものをもう少し意識するべきだと思います。人材価値は、会社が求める業務をこなすためのスキルがあり、それをした実績があればあるほど高いといえます。
エンジニアは、技術スキルを追い求める傾向が強いですが、技術スキルが高ければ人材価値が高いかといえば決してそうではありません。持っているスキルを会社が求めていない、又は市場が求めていないものであれば、それに価値はないのです。人材価値がある人は、どの会社、どの業界にいっても引く手あまたです。
また、ビジネスの現場では、顧客を持っていることは価値が高いといえます。売れる商品がなくても、顧客をたくさん持っている会社の評価は高いものです。エンジニアは個人で直接の顧客を持っている人は少ないでしょうが、業界内で顔が利くなどといったことも顧客をもっていることと同じことになります。つまり、人脈も人材価値の一部になるということです。
回復の兆しが見えてきているとされていますが、まだまだ不況の影響は深い日本経済。
これは転職の際にも大きく影響しています。とくにやむを得ず退職した際などは、すぐに見つかるとは限りません。そんな場合でも事前に雇用保険の受給資格を確認したりなど、できるだけ生活に不安を抱えないよう転職活動には余裕をもっておきたいですね。 続き
システムエンジニアにとってのスキルアップはどのようなものでしょうか。SEとしての能力が高い低いを決めるのは、全体のマネジメントスキルです。自分の性格を加味して、プログラミング重視でいくか、マネジメント重視でいくか
いずれにしても目標を定める必要があります。 続き
日本人は仕事優先で動くことが多いようですが、海外の人にとっては優先すべきものは友人だったり、家族や恋人という方が多く、日本で働く場合その部分で摩擦が生じることもあります。どちらが正解ということではないですが、海外の人の働き方を取り入れていくことも今後は必要になってくるかもしれません。 続き
システムエンジニアがその仕事を長く続けるためにはそれ相応の努力が必要になってきます。「スキルアップを続けていれば大丈夫でしょ?」と思った人、ちょっと考え方を変えたほうがいいかもしれません。他の職業でもいえることですが、価値の無い人は会社から必要とされなくなることも多々あります。自分の価値を高めることこそ生き抜く技術なのです。 続き
その道を極めたい。プロとしてもっと成長したいと思うのは、システムエンジニアでなくても向上心のある人なら誰もが望むことでしょう。中にはせっかく能力があってもそれが認められず評価が低い人も少なくありません。評価は自分ではなく他人があるものです。プロフェッショナルといえる評価をもらえるよう努力しましょう。 続き
どこか良いイメージがある「コンサルタント」という職業。IT業界でもコンサルタントに憧れるエンジニアも多いと思います。ITコンサルタントになるにはどんなスキルが必要なのでしょうか。システムエンジニアであればすぐになれるのか。そんな疑問に答えるため、コンサルタントに必要なスキルをまとめました。 続き